※本ページにはプロモーションが含まれています
ランニングをするとき、どのような時計を使用していますか?ナマケモノは16歳から34歳まで、50ラップ記録を残せるCASIOの『ACCELATOR(アクセレーター)』という時計を使用してきました。
GPS測位機能のついた時計(以下、GPSウォッチ)を初めて購入したのは34歳のときでした。GPSウォッチの便利さに感動しましたが、バッテリー劣化により一度はGPSウォッチを手放してしまいました。しかし、最小限のトレーニングでアイアンマンレース完走を目指すためにGPSウォッチは必須だということで、先日GPSウォッチを再度購入しました。
この記事ではGPSウォッチをお勧めする理由についてお話します。
練習だけでなく道具類も最低限が好きなナマケモノですが、GPSウォッチは絶対にあったほうが良いと思います。特に、最小限のトレーニングで目標を達成したい方にお勧めです。
ナマケモノがおすすめするコスパの良いGPSウォッチはこちらです↓
GPSウォッチの基本機能
GPSウォッチの搭載している機能は多岐にわたります。機種によっても様々です。GPSウォッチの機能すべてについての説明は困難ですので、「GPS測位が可能」という1点のみに注目し、それにより実現している機能をお話しします。
スタートからの距離の表示
GPSウォッチは地球の周回軌道上に配置された複数の衛星から送信される信号を受信することで、現在位置を特定することができます。スタート地点から連続で位置情報を記録し続けることで、どれだけ移動したのか距離を測定することができます。
速さ(ペース)の表示
移動距離が分かれば、その距離を移動するのに要した時間で割ることにより速度が計算できます。
距離÷時間=速さ
速さの表示は私が知る限り4パターンあります。
1つ目は、瞬間の速さです。数秒の短い時間でどれだけ移動したかの計算をすることで、瞬間の速さを算出していると思われます。ただし、瞬間の速さを計算する場合は時間が短いので、距離の僅かな誤差によって速さが大きく変動してしまいます。実際の速さより表示される数値が遅すぎたり速すぎたり変動が大きい場合があるので、私はあまり有用だと思っていません。
2つ目は、スタート地点から現在地までの平均スピードです。スタート地点からの距離を走行時間で割って算出しているはずです。時間がたてばそれだけ距離も時間も大きな数字になるので、多少距離に誤差が生じても速さが大きくズレません。目標としている速さと比較して、トータルで余裕をもって走れているのか、余裕がなくなってきているのかの判断ができます。ただし、スタート地点からの平均ということは、途中でペースダウンorペースアップしても数値が平均化されてしまうため、変化やその変化の大きさに気付きにくくなります。
3つ目は、途中の特定の地点からの速さです。例えば、3km地点から現在の3.4km地点までの速度といったものです。速度計算をリセットするポイントを過ぎた直後は瞬間の速さと同様に変動が大きいですが、だんだんと安定してきます。そして、スタートからの平均でなく最近の速さを知れるので、ペースダウンやペースアップにも気付きやすいです。私はこれが一番好きです。
4つ目は、直近の一定距離の速さです。1kmごとや5kmごとなど設定した地点を通過するたびに、距離と時間から速度を計算して表示してくれます。リアルタイムではありませんが、速さを変動させる練習でも活躍する有用な情報です。
歩幅(ストライド)の測定
GPSで移動距離を測定できれば、歩数で割ることで歩幅を計算できます。
距離÷歩数=歩幅
その日の練習全体での歩幅だけでなく、1kmごとの歩幅なども練習後に確認できます。
歩幅が短く歩数が多いのがピッチ走法、歩幅が広く歩数が少ないのがストライド走法と言われます。一般的に筋力がありスピードを出せる人はストライド走法で走れますが、初心者で筋力がまだ不十分な人はピッチ走法がいいと言われています。
GPS測位機能があることのメリット
好きな場所を縦横無尽に走れる
GPS測位機能のない時計を使用していた時は、走る前にコースの距離を測定しなくてはなりませんでした。インターネットのマップ上でルートをクリックすることで距離を測定できるものを利用していました。そのようなサービスが見つかる前は、紙の地図上でコースを測定したり、実際に車で走行して走行距離のメーターから距離を測ったりしていました。
GPSウォッチを使用すると、スタートボタンを押すだけでスタート地点から何m進んだのか常に表示してくれます。ですので、その日の気分のままに行きたい場所に行けます。途中で気になる道を見つけたら、寄り道もできます。信号で止まるのが嫌なら、信号を渡らない方向に向きを変えてもいいです。決められたコースに縛られることなく、どこを走ってもいいのです。
GPSウォッチはランニングに自由を与えてくれます。ずっと近所の同じコースばかり走り続けていると飽きてくるかもしれませんが、いつも新鮮な気持ちで走り出せます。
1kmごとのタイムを自動で記録してくれる。
GPS測位機能のない時計を使用していた時は、1kmのラップタイム、走行ペースを知るのが困難でした。距離表示のあるジョギングコースがあればいいですが、ナマケモノの生活圏にはありませんでした。そのため、ペース走で1kmごとのタイムを知りたいときは、陸上競技場に行かなくてはなりませんでした。
GPSウォッチがあれば、住宅街や市街地を走りながらでも1kmごとのラップタイムを自動で記録してくれるのでペースが分かります。誤差は気になりますが瞬間速度や、平均速度も分かります。
データの管理が簡単
普通の時計を使用してた時は、時計に保存できる上限の50ラップが上書きされないように、常に記録は練習日誌(旧ブログ)に転記しておりました。GPSウォッチは基本的にスマホアプリと連動しており、GPSにより測定された様々な記録はアプリ内に自動的に保存されます。GPS関連以外にも様々な情報を収集しているので、いろいろな側面から練習を振り返ることができます。
安全・手軽に練習の質を上げることができる
距離やペースの管理ができると、毎回の練習を狙い通りに行うことができます。最小限のトレーニングで目標を達成したいのであれば、狙いから外れてしまう練習というのは極力避けたいです。
距離への耐性をつけたいのであれば、目標となる距離を正確に走れたほうがいいです。成長するためには過負荷である必要があります。距離を延ばしたいタイミグで距離を延ばし損ねると、成長するタイミングを逃し、足踏みすることになります。反対に、予定よりも長い距離を走ることでケガを誘発するリスクが出てきます。GPSウォッチがあれば、コースの計測などをしなくても手軽に距離を管理できます。
スピードを維持する能力を高めたいのであれば、目標となるペースで正確に走れたほうがいいです。ペースを意識した練習が必要なタイミングでペースが遅い練習をしてしまうと、その日予定していた負荷をかけることができず、やっぱり足踏みすることになります。常にベストな練習場所で練習できるとも限りませんが、GPSウォッチがあればどんな場所でも手軽にペースを管理できます。
歩幅を知ることで、自分の理想としている走りに近づいているのかも客観的に把握することができます。走りを大きくすることが目標達成に必要と考えるのであれば、歩幅の変化は確認すべきです。良い変化がみられているのか、変化していないのか、はたまた悪い方向に変化しているのか。経過を知ることで練習計画の継続・修正の判断も可能になります。練習の成果が出ていないことに気付かずトレーニングを続けていては、トレーニング量をいたずらに増やすだけです。
まとめ
GPS測位機能を搭載している時計はランニングに自由を与え、なおかつ練習の質も高めてくれます。普通の時計と比較すると値段は高めですが、それに見合う価値はあると思います。
コスパのいいGPSウォッチ「HUAWEI WATCH GT Runner」を紹介していますので、是非そちらの記事もご覧ください。
コメント