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トライアスロンは3種目もあるので、マラソンよりもいろいろ必要なものがありそうですよね。
私がトライアスロンを始めようと思った時、あれこれとお金がかかりそうでちょっと躊躇したのを覚えています。
しかし、終わってみると本当に必要なものは意外と少なかったなと感じました。
この記事では、トライアスロンに1回だけ参加したことのある私が、初トライアスロンに本当に必要だったものをお伝えします。
購入するだけでなく、レンタルで済ませられるものも紹介します。
最後には、初出場にどれだけの費用がかかるのか、2回目以降はどれだけの費用がかかるのかも公開しています。
私は最小限の練習が好きですが、コスト(費用)も最小限が好きです。
初挑戦で必要な最小限の準備物は私に任せてください。
日本トライアスロン連合(JTU)への登録
トライアスロンの大会に出場しようと思ったら、日本トライアスロン連合(Japan Triathlon Union)への登録が必要であることが多いです。
正式には「トライアスロン都道府県競技団体・学連会員」に登録するというものです。
登録する都道府県によって金額が異なるのですが、基本は在住している都道府県で登録します。
登録が必要ない大会もありますので、自身の出場したい大会の参加資格を確認しましょう。
年に何回も出場しないのに年会費を払いたくないなという人は、登録不要の大会を探してもいいですね。
トライアスロンウェア
トライアスロンの服装は、スイム中はウェットスーツを着て、その下にはバイクとランのウェアを着ているというものが一般的です。
スイムが終わったらウェットスーツを脱いで、すぐにバイクを開始できます。
スイム、バイク、ランでそれぞれ服を変えてもいいのですが、着替える時間は大幅なタイムロスになるのでお勧めしません。
ウェットスーツは後で説明しますので、ここではウェットスーツの下に着るバイクとランのウェアについて説明します。
上下一体のワンピースと、上下別れたセパレートタイプがあります。
スピードを重視するなら空気抵抗を減らせるワンピースタイプが良いのですが、ワンピースタイプはトイレなどに行きたくなったときに脱ぎにくいというデメリットがあります。
完走を目指す段階では空気抵抗は気にするほどではないと思うので、私はセパレートにしました。
上はジッパーが前にあるフロントジップを禁止としている大会が多くあります。
肌を不必要に露出するのは良くないという考え方だそうです。
私はバックジップにしました。
一人でジップを上げ下げできるように肩甲帯の柔軟性を上げておきましょう。
一人で上げ下げできなければ、勇気を出して近くの人にお願いしましょう。
きっと普通に手伝ってくれるのではないでしょうか。
(レースウェア)
第39条 競技の際に着用するレースウェアは、機能性、安全性に優れ、競技にふさわしいものを使用するものとする。4 ジッパーは背面に設けその長さは 40cm 以内とする。ユニフォームの前面にジッパーを設けてはならない。ただし、ミドル、ロングディスタンス大会では前面にジッパーを設
JTU公式ルールブック2019
けることができる。
https://archive.jtu.or.jp/jtu/pdf/rulebook_20190123.pdf
下は、お尻の部分にクッションが入っているものがあります。
ロードバイクのサドルはママチャリに比べると固いので、慣れない状況で長距離を走るとお尻が痛くなるからです。
でも、クッションが厚すぎるとランのときに邪魔になります。
私はランニング出身者で、ラン10km程度であればどんな悪条件でも完走できる自信があったので、クッション入りのものにしました。
クッションのおかげか、人生初ロードバイク40kmでお尻は痛くなりませんでした。
ウェットスーツ
ウェットスーツは着用が必須になっている大会が多いです。
予め大会の要項を確認しておきましょう。
低体温予防のために着用が必須になりますが、逆に水温が高いと熱中症予防のため着用が禁止になります。
ウェットスーツを着用するメリットとして低体温の予防がありますが、他にも浮力の発生があります。
浮力が増すので、浮くための力を発生させなくて済みます。
私はウェットスーツを購入せずレンタルしました。
安いものであれば2~4万程度で購入もできるのですが、選択を失敗したら金銭面でのダメージが気になりますし、保管場所もとるし、次にいつ泳ぐか分からないし、数年でゴムが劣化するし、体型も変わる可能性があるし・・・・という状況でしたので。
私は「トライアーティスト」さんでレンタルしました。
私がレンタルしたのは「水陸両用」という袖あり・フルスーツのものです。木曜~翌週の火曜日までのレンタルで5,000円です。
あとは送料が900円と、返送時の送料が自己負担です。
事前に海で練習したかったので、1週間延長(4,400円)してレンタルしました。
先ほど、ウェットスーツによる浮力発生をメリットとして記載しましたが、デメリットもあると初トライアスロンでは感じました。
クロールで水をかくために腕を水中に潜らせるときに、腕部分のウェットスーツの浮力が抵抗してくるのです。
練習ではウェットスーツを着用せずプールスイムばかりしていたので、この抵抗感にだいぶ疲れました。
クロールだけは無理で、水中に腕を深く入れない平泳ぎを併用しながら泳ぎました。
次回は、腕を鍛えておくか、袖なしのウェットスーツにするか対策をとります。
スイムゴーグル
ゴーグルなしで泳ぐことはほぼ不可能ですので、必須アイテムです。
とりあえずゴーグルであれば安物でもなんとかなるかもしれませんが、水泳は油断すると危険ですのでオープンスイム(海で泳ぐ)に適した機能のあるものをお勧めします。
選ぶときに大事な要素は4つです。
オープンスイムでは、海上に浮いているブイを手掛かりに泳ぎます。
レンズが曇ってブイが見えなければ最短距離で泳げずに大幅なロスになります。
ブイを見失わないように広い視野も必要です。
さらに、直射日光にさらされ、海面で太陽光が反射するので眩しさ対策も必要です。
眩しさを抑えられるカラーのレンズがいいでしょう。
眼に入る紫外線に対してノーガードだと眼の細胞がダメージを受けます。
UVカット機能がついているものを選びましょう。
私が使用しているゴーグルはこちら↓の旧型です。
眩しさを抑えるためにミラーレンズのタイプです。
上下左右の視界を広く確保できるので、オープンスイムにも適しています。
ベルトの調節もワンタッチで簡単に行えるので気に入っています。
ゴーグルのケースはこちら↓です。
中がメッシュクッションになっており、傷つかず気に入っています。曇り止めを収納するバンドもあります。
購入したばかりの時はぜんぜんレンズが曇りませんが、使用とともに曇りやすくなります。そうなると曇り止めが必要です。
効果は何日もは続きませんが、レース当日は曇り止め性能が復活します。
スイムキャップ
必須ですが、大会から支給されることが多いです。
予め確認しておきましょう。
練習用のスイムキャップは、とりあえず何でも良いと思います。
ロードバイク
トライアスロンではロードバイクが必須になっている大会が多いです。
ママチャリ、マウンテンバイク、クロスバイクは禁止されているのです。
しかし、初めてトライアスロンに挑戦するという人が、ロードバイクを買う必要があるかというと、私はそうは思いません。
まずはレンタルで十分だと考えています。
レンタルで良いと考える理由
買うと値段が高い
ロードバイクはエントリーモデルの安いものでも10~15万円はします。
高ければ天井知らずの世界です。
トライアスロンに初出場したあと、どれだけトライアスロンやバイクを継続するかは未知数です。
自分用のロードバイクを買うのは、一度トライアスロンに出場してからでも良いのではないでしょうか。
5万もしないロードバイクもありますが、ロードバイクとは思えないくらい重かったり、各所の部品でコストカットされたりしています。
レンタルであれば、とりあえず出費を抑えることができます。
バイクの保管場所の問題
購入したロードバイクはどこに置くでしょう。
屋外で自転車カバーをかけて保管ということもできますが、盗難の心配があります。
日光、雨、ホコリから高価なロードバイクを守るためには屋内保管がベストです。
しかし、家の中で保管すると場所をとられます。
レンタルであれば、保管場所を確保する必要はありません。
バイクの輸送の問題
大会の会場までバイクを運ばなければなりません。
輸送サービスを利用すると輸送料が必要です。そして、分解して箱に詰めて、会場で組み立てる必要があります。初心者の方にはできる自信がないと思います(私がそうでした)。
分解せずにそのまま自動車に載せて持っていくためには、車外にロードバイクを取り付ける器具を装備するか、分解せずに車内にロードバイクを積めるだけの大きさの車が必要です。
飛行機や電車に載せて運ぶ場合も、分解して箱詰め、あるいは分解してソフトケースに収納する必要があります。
レンタルであれば、大会の会場まで持ってきてくれるショップもありますので、輸送の問題はなくなります。
レンタルで乗れるロードバイクのグレードは悪くない
レンタルで乗れるロードバイクのグレードは悪くないことが多いです。
詳しくは各ショップのラインナップを確認していただければと思いますが、5万円もしないようなロードバイクのよう見た目の「ルック車」がレンタルに出されているのは見たことがありません。
私の場合、レンタル費用は7560円で、PINARELLOのFP3というバイクを貸してもらえました。
FP3は初心者向けミドルグレードですが、フレームだけで22万8000円するロードバイクです。
ロードバイクに初めて乗った完全初心者の私を、時速30kmで40km運んでくれました。
レンタルの流れと注意点
まずはインターネットで大会用のバイクレンタルサービスがないか確認します。バイクの受け取り日時、場所、費用などが自分の希望に沿っているか確認しましょう。
私はレース前日にバイクのチェック会場でレンタルのロードバイクを受け取りました。
周辺で試走してから大会のバイクチェックに提出です。
レース終了後は会場で返却できました。
なお、ロードバイクで一般的なペダルは『ビンディングペダル』と言われるものです。
靴とペダルを固定することができ、ペダルを踏む力だけでなく足を持ち上げるときの力も回転力としてタイヤに伝えることができます。
ペダルとシューズが安定するので、長時間の走行には適しています。
しかし、専用のビンディングシューズが必要です。
私はランニングシューズでロードバイクを漕げるように、通常の『フラットペダル』を付けてもらうようにレンタルショップにお願いしました。
サイクルボトル
トライアスロン中に水分補給をするとき、フタを外さないといけないペットボトルは飲みにくいです。
水筒であれば片手で飲めるものもありますが、ロードバイクに取り付けられるかが問題なのと、少し重いです。
バイクを運転したままでも飲みやすく軽量な、サイクルボトルというものを買うといいです。
ナマケモノが使用したのと同タイプの商品はこちらです。
上部のレバーを回転させることで水漏れを防ぐので、バッグ等に入れての持ち運びも安心です。
レバーを開けたままでも、傾けただけでは中身が漏れることはありません。
ボトルを握ったときだけバルブが開いて飲むことができます。
標準的なサイクルボトルは標準的なボトルケージに合います。
バイクをレンタルする際には、サイクルボトルがボトルケージに入るか確認が必要です。
サングラス
バイク・ランにおいて眩しさを軽減するのに役立ちます。
紫外線から目を守る他、眩しさを軽減することで周囲を見やすくする効果もあります。
スイムゴーグル同様にUVカットは必須です。
それほど上等なサングラスは必須ではありません。
私が現在使用しているサングラスはこちらです。
ランニングシューズ
ランニングシューズにはいろいろ種類がありますが、トライアスロンはこの靴でないといけないというものはありません。
自身の走力と走行距離に合わせて普段の練習のシューズを選び、そのまま履きなれた靴で出場しても完走は可能です。
私はアシックスのライトレーサーという靴を23歳の頃から愛用しております。
ライトレーサーはクッション性、軽量性、耐久性のバランスが良く、足を保護しつつスピードも十分に出せるシューズです。
800mの練習からフルマラソンサブスリー、さらには富士登山競走もライトレーサーでした。
初トライアスロンもライトレーサーで完走しました。
ゼッケンベルト
ゼッケンは、バイクの時は後ろ、ランの時は前につけなければなりません。
この前後の変換を一瞬でできるのがゼッケンベルトです。
ゼッケンの穴にひもを通して簡単に固定できます。
安全ピンを使用しないのでゼッケンにも服にも穴が開きません。
着脱はバックルでワンタッチ。
バイクからランに代わるときは、ベルトをぐると回すだけのお手軽さです。
ゼッケンベルトを使用しなければ、トランジションでゼッケンを前後付け替える必要がでてきます。
1000円前後で手に入るこれを使用しない理由が見当たりません。
また、ベルトに細いエナジージェルをセットできますので、ロングディスタンスでは役立ちそうです。
GPSウォッチ
ラップを残せるだけの普通のランニングウォッチでも出場は可能ですが、GPSがついていたほうが圧倒的に便利です。
リアルタイムで速度が分かるので、オーバーペースになっていないか、遅すぎないかの把握ができて、心穏やかに走れます。
これがなかったら、バイクやランでは1kmの表示ごとに速かったり遅かったりに対して一喜一憂してペースを上げ下げしなければならないでしょうし。
長時間のレースで精神面・体力面ともにあまり良いとはいえません。
安いものであれば1万円前後でも入手できますし、是非とも予算に合わせて検討したいアイテムです。
私はHUAWEI WATCH for GT Runnerを利用しています。
コスパが非常に良いGPSウォッチで、もちろんトライアスロンにも対応しています。
初トライアスロン出場時はEPSONのWristableGPS J-300という機種を使用していました。
残念ながらEPSONはGPSウォッチから撤退してしまいましたので後継機もありません。
バイクであれば速度や距離を計測する道具にサイクルコンピューターもありますが、GPSウォッチでも十分対応可能です。
大会参加料
最後に、大会を選んで参加料を払わないことには大会には出れません。
大会により異なりますが、最安は13,000円ほどのようです。
まとめ
フルマラソンを走っていた私がトライアスロン開始前に所有していたものと、トライアスロン・オリンピックディスタンスに出場するために追加で購入したものをまとめます。
追加購入したものは、実際に必要だと感じたもののみです。
合計 95,640~98,640円
(ランニングコスト 44,860~47,860円)
初回の出場のために追加で購入した道具と大会参加費用は10万円を切るくらいで収まりました。
GPSウォッチの値段次第で大きく変動しますね。
既にランニングでGPSウォッチを使用してきた人であれば一気に安くなります。
翌年、2回目以降は5万円程度で出場できます。
マラソンほどは気軽に参加できませんが、3種目に挑戦するという今までにない刺激を得るのには悪くないコストだと思います。
是非とも多くの人がトライアスロンに参加して、その魅力を感じてほしいです。
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