別府大分毎日マラソン

27歳のときに走った別府大分毎日マラソンについて、当時私が掲載したブログを転載します。

ナマケモノ
ナマケモノ

当時感じたことなどありのままに伝えたいので、可能な限り原文そのままお届けします。

一人称が「俺」だったり顔文字があったりでなんだか恥ずかしいです(笑)

サブスリー達成前の練習メニューは下記の記事です。

どのくらいの練習をして、どのようなレース展開になったのか、あわせて読んだほうが得られるものは増えますので是非見てください。

記録 2時間57分14秒

距離記録区間記録区間ペース平均ペース
5km20分45秒20分45秒4分09秒/km4分09秒/km
10km41分06秒20分21秒4分04秒/km4分07秒/km
15km1時間01分37秒20分31秒4分06秒/km4分06秒/km
20km1時間22分28秒20分51秒4分10秒/km4分07秒/km
ハーフ1時間27分02秒4分08秒/km
25km1時間43分21秒20分53秒4分11秒/km4分08秒/km
30km2時間04分15秒20分54秒4分11秒/km4分09秒/km
35km2時間25分13秒20分58秒4分12秒/km4分09秒/km
40km2時間47分11秒21分58秒4分24秒/km4分11秒/km
finish2時間57分14秒10分03秒4分34秒/km4分12秒/km

レース前

起きたのは7時でした。

風がなく非常に天候が穏やかなことに驚きました。

※天候はくもり。録画したテレビによると、気温7℃、風速1m/秒。「奇跡的といっていいほど風がないですね」「マラソンにとって最高のコンディション」とのコメントがありました。

ゴールとなる陸上競技場に車で向かい、そこからバスでスタート地点の「うみたまご」へ輸送されました。

たくさんの選手がいましたが、その全員が自分と同等かそれ以上のランナーだと思うとワクワクしました。

※この年、別府大分毎日マラソンに参加するにはマラソン3時間30分が必要でした。

全ての準備を終えて、スタートラインに立ちました。

申告タイム順に前から並んだので、3時間23分51秒の俺はほぼ最後方でのスタートです。

スタート後が長いので、スタート時に緊張はしませんでした。

ちなみに、2分で決着がつく800mは、スタート前かなり緊張していました。

スタート

正午にスタート。

参加者は2000人もいないのに、号砲からスタートラインを過ぎるまで42秒もかかりました。

そこからも人が多いため前に出ることができず、1kmの通過が5分。

今日の計画は1km4’12″なので、いきなり1分近くもロスしました。

このままロスを加算するのはヤバいなと思い積極的に前を目指しました。

3km

3kmの通過が12’34″で遅れを取り戻すことに成功しました。

ここから予定通り1km4’12″でいくことに。

ところが、ものすごく楽に走ってるのに、4’12″かからないのです。

前回の加古川でも「30kmまでは特に何もなく走ってました。」と記録していましたが、それよりもはるかに楽にペースを刻めます。

もう「ジョギング」くらいの感じです。

3kmを過ぎたあたりで別府市街地に入って沿道の応援が増えてきました。

※録画したテレビで「やはり猫ひろしさんが出場するということもあるんでしょうが、(沿道の応援が)例年より数倍は多いですね。」とのコメントあり。

走るのは楽だし、沿道の応援は嬉しいし、いつもひとりで走ってるのに今日は周りにいっぱい人がいるし・・・

この大会を走れるということを心から嬉しく思いました。

応援してくれる方々、大会運営を支えてくれるボランティアの方々、全てに感謝の気持ちでいっぱいになって、自然と笑顔になれました。

15㎞

1キロ通過を知らせる表示が次々と通り過ぎて、あっという間に15kmを通過。

こんなに楽しかったら、サブスリーで達成した後も何度でもマラソン出ていいとまで思えました。

そこから、4日前に完全片側3車線化された海沿いの道へ。

車がスピード出しやすい道なので、サーキットみたいにカーブに合わせて傾斜がついています。

その傾斜がけっこうきつくて、ランナーにとってはけっこう負担になりました。

この辺りで若干下腿後面(ふくらはぎ)に違和感を感じるようになりました。

それでもペースは問題なかったです。

23㎞

23km前後で海沿いの道が終わって、今度は大分市街地へ。

ここからまた楽に走れるようになりました。

相変わらずのニコニコジョギングでレースは進みます。

もしサブスリーできそうなら最後の2~3kmペースあげて、できるだけいいタイムを残したいなんて欲まで出てきました。

800mでは負けてしまっている友人に負けないくらいの記録を残したいな~と(笑)

ただ、どこかで攣りそうになるのではないかという不安はありました。

32㎞

32kmで折り返すと、32⇒33kmにかけて4’26″かかりました。

どうも、30kmを過ぎて周囲にも調子の悪い選手が増えてきて、それに気付かずに俺もペースが落ちていたみたいです。

このまま一緒に落ちるわけにはいかないのでちょっとペースを修正すると、33⇒34kmはあっさり4’00″へ。

34㎞

まだまだ余裕だぜと思っていたら、34km過ぎたところで下腿後面(ふくらはぎ)が一気に固まりだしました。

こ、これは・・・・・

攣る!( ̄□ ̄;)

やはり、恐れていた事態が・・・。

34⇒35kmは4’12″でしたが、あと7kmもあります。

35㎞

ここからニコニコしていられなくなりました。

とりあえず、無理にペースを維持しようとせず様子見。

37km

そうしていると、37kmを過ぎてラスト5kmの表示が。

ラスト5kmで3時間までは25分ちょい残っていたので、ここから1km5分でもサブスリー可能と判明。

ここから完全に安全運転を開始しました。

ひたすら下腿をかばいながらジョギング。

このままいけばサブスリーは確実だけど、一度攣ったら何度でも繰り返すので、絶対に攣らないようにビクビクしながらジョギング。

後ろから何人も俺を抜いていくので悔しい思いはしましたが、とにかくジョギング。

心臓も呼吸も全くなんともないのにな・・・(´・ω・`)

ゴール

そんな感じで無事に陸上競技場に到着。

最後の300mは少し気持ちよく快調に走って・・・ゴール!

ついにサブスリー達成できました♪(・ω・)

初めて一度も止まらずに走れました。

欲を言えば、最後までペースを落とさずに走りたかったですね。

心臓も呼吸もなんともなくて、局部だけ限界で走れないというのはどうも消化不良です(´・ω・`)

それでも、これで今までの練習、費やしてきた時間がようやく報われるというわけです♪

今シーズンの練習だけでなく、惨敗した加古川マラソン、棄権した下関海峡マラソンも「サブスリーまでの過程」として意味のあるものとなりました。

今回、天候を始めとしていろんな条件がそろっていい結果につながりました。

この大会に関わった全ての皆様、どうもありがとうございました☆

今、思うこと

キロヨンペース走や1km×5分などで十分にスピード練習をしておくと、レース本番の高揚感も相まって、サブスリーのペースはジョギングに感じます。

それくらい余裕をもった能力を身に着けておくことは大事だと感じます。

34km地点で筋痙攣を起こしそうになった原因は何でしょうか。

32→33kmで4’26″/kmまで失速し、それをリカバリーしようと33→34kmで4’00″/kmに上げるなどペースを大きく上下させたことで負担がかかったかなと考察しています。

当時はGPSのないランニングウォッチを使用していたので、こういった状況を回避するにはGPSウォッチでリアルタイムでペースを知れると良いです。

本番2か月前の間に「ほぼマラソン」を5回も入れていましたし、距離に対する練習不足はないと思います。

でも、本番7日前に不安になって38km走ってしまったのは良くなかった気もします。

本番直前は十分に疲労を抜けるように、されど身体能力の低下も起こさないように、直前の練習は計画的に行いたいものです。

ナマケモノがここにいます(笑)

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