トライアスロンを始めたけれども、自分のタイムが速いのか遅いのか、それとも普通なのか、いまいち分からないと感じている人も多いのではないでしょうか。
あるいは、スイム・バイク・ランいずれかを経験している人で、得意種目ならトライアスロンでどれくらいのポジションに自分がいるのか気になる方もいると思います。
そこで、オリンピックディスタンスに参加された方923名の記録を集計してまとめてみました。
データについて
フラットコースの大会からデータを抽出しました。一般のトライアスリートが参加できる大会を1つ、エリート選手しか参加できない大会を1つ選択しました。コースやトランジションまでの距離、気候や制限時間も異なるいろいろな大会のデータを混ぜると分かりにくくなるので、この2つに絞っています。
3種目全て行った完走者のみのデータを採用ています。同一人物は速いタイムのみ残し、重複しないようにしています。
シーガイアトライアスロン
一般の大会として、シーガイアトライアスロンを選択しました。6月下旬~7月初旬の開催です。制限時間は4時間で、スイム60分以内、総合4時間以内で完走できることが出場資格です。
シーガイアトライアスロンのスイムは、750mを2週するコースです。バイクコースは海岸沿いの一ッ葉有料道路を走るもので、直線往復13.3kmを3周回するフラットコースです。ランも海岸近くのコースを4周するフラットなコースです。
リザルトでT1,T2のタイムが記録してある2018年、2022年、2023年の3年間のデータを集計しました。男子695名、女子65名です。
全日本トライアスロン選手権
エリート選手の大会として、全日本トライアスロン選手権を選択しました。10月の開催です。ランキング上位者60名しか出場できない大会です。
全日本トライアスロン選手権はお台場コースで開催されたときのデータです。スイムは、750mを2週するコースです。バイクコースはお台場の5kmを8周回するフラットコースです。ランもお台場の1周2.5kmを4周するフラットなコースです。
開催地が東京・台場で、オリンピックディスタンスで開催された2019年、2022年、2023年の3年間のデータを集計しました男子96名、女子67名です。
スイム
<男子>
全日本(平均):18分30秒
シーガイア(平均):36分08秒
<女子>
全日本(平均):20分58秒
シーガイア(平均):35分05秒
シーガイアトライアスロンのスイムは、男子より女子の平均が速いという結果でした。
バイク
<男子>
全日本(平均):59分31秒
シーガイア(平均):1時間17分21秒
<女子>
全日本(平均):1時間04分05秒
シーガイア(平均):1時間22分45秒
ラン
<男子>
全日本(平均):34分48秒
シーガイア(平均):56分07秒
<女子>
全日本(平均):39分50秒
シーガイア(平均):58分40秒
総合
トランジションの移動距離などもあるので2つの大会を厳密に比べることはできませんが、参考までに。
<男子>
全日本(平均):1時間54分09秒
シーガイア(平均):2時間58分42秒
<女子>
全日本(平均):2時間06分03秒
シーガイア(平均):3時間05分09秒
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私の場合、もともと専門としていたランのみシーガイアトライアスロンの平均より速く、他は平均より遅いです。次にオリンピックディスタンスに出場するときには確実に3時間を切れるように、スイムやバイクの技術を磨いていきたいと考えています。
みなさんのトレーニングの参考になったり、トライアスロンに挑戦するきっかけになれば幸いです。
コメント