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トライアスロンには何かとお金がかかります。3種目もあるので当たり前といえば当たり前です。
ところで、トライアスロンの3種目の中で、最も多くの道具が必要で、最もコストがかかる種目は何でしょう?
それは、バイクです。
これはトライアスリートが10人いれば9人はそう答えると思います。
トライアスロンバイクの相場は50~100万円あたりです。
エントリーモデルのロードバイクでも10~20万円はします。
スポーツバイクはお金がかかるのでトライアスロンに手を出せないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、バイクにあまりお金をかけたくなかった私が、アイアンマンレース完走を目指すために購入したロードバイクやバイク用品を紹介していきます。
ここで紹介するバイクと周辺機器やウェアは総額146,909円です。
15万円以下の出費で初アイアンマンを完走しました!
週に2回しか練習しない40歳のナマケモノなので、アイテムに頼らず身体機能でゴリ押しできたわけではありません。
できる限り安く、でも粗悪品を買わないようにレビューを読みまくってアイテムをチョイスしました。
ここで紹介している商品しか使ったことがないので、その他多くの商品との比較はできませんが、この程度の装備でもアイアンマン完走は不可能ではないと感じていただけるはずです。
金銭面が心配でアイアンマンやトライアスロンへの挑戦ができない方の背中を押します!
ロードバイク:ファラド・プロ(NEST)
まずはロードバイクです。
トライアスロンバイクやTTバイクなど、よりロングのトライアスロンに向いているバイクもありますが、どちらも高価です。
NEST(ネスト)は、日本のホダカ株式会社の自社ブランドの1つです。競技スポーツ自転車から一般自転車まで幅広く扱っています。
トライアスロン大好き芸人の安田大サーカス団長の安田氏は、NESTOサポートアスリートをされています。
エントリーモデルのロードバイクは10~20万円しますが、ファラド・プロは定価¥121,000と、エントリーモデルの中でも低価格です。Amazonでセール時には、定価より安く購入できる可能性があります。私は¥85,300で入手しました。
それでいて十分に軽く、各パーツも最低ラインを確保できています。
格安のロードバイク風の自転車は平気で10kgオーバー、重いと12kg前後などもありますが、ファラド・プロは約9.3kgと十分な軽さです。
GIANTのエントリーモデルのCONTEND 1の重量は9.6kgなので、それよりも軽いです。
自転車を構成する主要なパーツを「コンポーネント」といいます。具体的には、変速機、クランク、シフター、ブレーキなどです。
格安のロードバイクはコンポーネントに謎のメーカーが使われていることもありますが、ファラド・プロのコンポーネントは、高い技術と信頼性のSHIMANOのCLARISで統一されています。
CLARISはSHIMANOのコンポーネントの中でも最も入門者向けのグレードですが、SHIMANOというだけで最低限の品質は保証されていると思います。
格安なロードバイクはすべてがアルミであることが多いですが、ファラドプロは主にアルミでフロントフォークがカーボンとなっています。
カーボンで作られたフォークは軽く、衝撃を吸収する効果もあるため、手に伝わる振動を軽減できると言われています。長距離ライドの際は手の痛みが問題になりますが、その軽減を期待できます。
初期装備のペダルはママチャリと同等です。
スポーティーな外観とのギャップがすごいです。しばらくはそれで練習していたのですが、初めて120kmを走行したときに限界を感じました。
バイクの次のランに疲労を残さないためには、後で紹介する「ビンディングペダル」があったほうがいいです。
ヘルメット:Auty IZUMIYA
自転車に乗るには、ヘルメットが必要です。「努力義務」とは言われていますが、本気を出せば自動車並のスピードの出るロードバイクでヘルメットを装着しないのは危険です。
必ず購入しましょう。
ヘルメットの安全基準はいくつか存在しますが、こちらの商品は「CE EN1078」の認証を受けています。
CEマークはすべてのEU(欧州連合)加盟国の安全基準を満たしている場合に付けられるマークです。ヘルメットに限らず様々な製品につけられるマークですが、 自転車ヘルメットの安全基準を満たしたものがだけが「EN1078」を取得可能です。
重量は200gでとても軽量です。練習時に8時間続けて装着しても負担を感じませんでした。
着脱可能なバイザー(20g)がついています。私は基本的に付けています。
インナークッションはベルクロ(マジックテープ)でヘルメットの内側に張り付いています。
練習後は外して、洗濯ネットに入れて洗濯可能ですので衛生的です。
なんとサングラスまでついてきます。私はサングラスを既に持っていたのでそっていませんが、サングラスを持たない方にはとてもお得です。
パンク対策
遠くまで練習に行ってパンクをしてしまうと非常に困ります。自転車を載せられる車で誰かが迎えに来てくれればいいですが、そうでないと悲惨な状況に陥ります。
そして、レース中にパンクしてしまった場合も自力で直さなくてはなりません。
私はまだパンクに遭遇したことがありませんが、様々なレビューを熟読して、下記のものを揃えました。
応急瞬間パンク修理剤:クイックショット(マルニ)
パンクした際に、タイヤ内に注入することで、小さなパンク穴(1mm以下)を塞ぎ、タイヤを膨らますことができます。注入後はすぐに走行可能で、その間に家や車に帰還することができます。
残念ながら(幸運にも?)、私はまだ使用したことがありません。
穴の程度によると思いますが、注入後10~200kmまで走れるようです。パンクしたらまずはこれを使用して早急に復帰して、いけるところまで走ろうと考えています。
上に掲載した写真のように非常に小型です。500円玉と比べてみてください。
使用したことのある人のレビューを読みたい方は以下のリンクからどうぞ。
なお、航空機には預けることも機内持ち込みもどちらもできませんのでご注意ください。
タイヤレバー:Panaracer
応急パンク修理剤で対処が困難な場合はチューブをタイヤから取り出す必要があります。タイヤをリムから外すために必要な道具です。
数百円で手に入りますので、信頼感のあるPanaracer製品を選びました。
amazonの商品サイトにはタイヤレバーの使い方の動画もあるので、急なトラブル時には動画を見ながら対応できます。
実際にチューブ交換をしてみたところ、何の問題もなくタイヤをリムから外すことができました。
サイクルチューブ:0TW700-25LF-NP-2 Panaracer
軽微なパンクは上記の応急瞬間パンク修理剤で対応できますが、対応困難な事態になった場合はチューブの交換が必要です。
信頼感のあるPanaracer製品です。
バルブの長さが34/48/60mmと3種類ありますが、これは使用しているタイヤのリムの高さによります。自分のタイヤを調べて適する長さを買う必要があります。
クロスバイクのチューブをPanaracerのものに交換したことがありますが、問題なく使用できております。
パンク修理パッチ:RK-EASY Panaracer
チューブ交換せずに、穴にパッチを貼り付けます。ですが、穴の開いた場所が分からなければ使えません。小さな穴だと、水の中にチューブを沈めないと穴の場所が分かりませんので、外出先やレース中は活躍できないことも多いと思います。
数百円で手に入りますので、信頼感のあるPanaracer製品を選びました。お守り代わりにサドルバッグに入れています。道具が小型のケースに入っていますので、そこに小銭を入れることもできます。
残念ながら、こちらの使用経験はありません。ショップのレビューをご参照ください。
携帯ポンプ(空気入れ):BMP-23AEZ-B Panaracer
信頼感のあるPanaracer製品です。小型なのでサドルバッグに入ります。
圧力計がないので正確な圧は分かりませんが、走行可能な状態までは空気を入れられます。
これを携帯しておけば、万が一の事態でもひとまず安心です。
ただし、何度もポンピングを繰り返す必要があり、時間がかかります。
資金があれば電動の小型ポンプが欲しいところではあります。
六角レンチ:高儀(Takagi)
自転車のメンテナンスに使用する工具はたくさんありますが、必須なのは六角レンチです。
安物の六角レンチで心配なのは、サイズがいい加減で、自転車の六角穴付きボルトの穴を「なめて」しまうことです。品質に低い物には手を出さないように、でもできるだけ安い物を探していると、髙儀(Takagi)が目に止まりました。
高儀は新潟に本社がある、創業は慶応2年(1866年)という歴史ある会社です。Amazonでのレビューも良好です。1000円ちょっとでこの安心感はGOODです。
長辺の先端がボールポイントとなっているので、穴に対してまっすぐでなくても、斜めからレンチを入れて、回すことができます。レンチを入れるための空間がない場所でも使用できるので非常に便利です。
全重量は328gで常時携帯すると重すぎるので、私は使用頻度の高い2、3、4、5mmの4本を常にサドルバッグに入れています。
サドルバッグ:ゼファール(Zefal)
パンク修理の道具+六角レンチを常時携帯するために使用しています。まだ余裕があるので、携帯電話や補給食を入れることもできます。
撥水加工がしてあるので、泥水を跳ね上げた後も軽く濡れた布で拭くだけできれいになりました。もちろん中身も濡れていません。
チャックを全開にしても開かないので、物が簡単にこぼれ落ちません。手でしっかり開くことで荷物を取り出せるようになります。
トップチューブバッグ:DAISO
ロングライドにてサドルバッグだけでは補給食を積みきれないのでトップチューブバッグを300円で追加購入しました。
大きいので補給食が大量に入ります。
空気抵抗も大きそうですが。
少し幅が広いので、バッグが少しでも左右にずれるとペダリング時に膝に当たるという難点があります。
ズレを防ぐために、両面粘着ゲルテープをトップチューブとバッグの間に設置しました。
スマホのナビを見て操作できる状態で収納できるので非常に便利です。トレーニング中にインターバルタイマーを鳴らすことができますし、地図を見たい時もすぐに見れます。
もちろん、走行中は画面を見ないようにしましょう。
パッケージには「指紋認証不可」と書かれていましたが、私のスマホは指紋認証可能でした。店舗で実際にスマホを入れて試してみましょう。
ボトルケージ
練習時の水分補給のために必須のアイテムです。サイクルボトルやペットボトル、水筒など、様々なボトルに対応したい場合は径を変えられる可変式がいいです。
最初は1つだけ購入しましたが、暑い季節に遠出をすると1本では足りなくなったので2つ目を購入しました。
シートチューブ:モジュラーケージ2 トピーク(TOPEAK)
シートチューブにはトピークのボトルケージを使用しています。ワンタッチでサイズ調節が可能です。
私が使用しているCAMELBAKのサイクルボトルは直径7.4mmなのですが、ケージを最大にしてもきつめで、出し入れに少し苦労します。
重さ70gです。可変式でないカーボン製の軽いものは30g前後ですが、こちらは可変式なのである程度の重さは仕方ありません。70gは私には気になりません。
ダウンチューブ:AR-M21-BK Airiar(アイリア)
こちらは、シートチューブへ取り付けようとするとダウンチューブに干渉してしまいました。そのため、ダウンチューブに取り付けています。
こちらの商品も簡単にサイズの調節が可能で、トピークのものよりも最大時に大きくなります。最大時には直径7.4mmのサイクルボトルがスムーズに出し入れできます。
重さ80gともう一回り重くなりましたが、私には気になる重さではありません。
サイクルコンピューター:CAT EYE VELO9
初期はGPSウォッチで走行距離・走行スピードを確認していました。でも、確認する度に片手運転でリストターンしなければならず、しかもリストターンに反応しないこともあったのでストレスを感じていました。
有線式と無線式がありますが、構造が複雑になればなるほど故障しやすいと思いますので、有線式を選択しました。
テスト用の電池が入っているのですぐに使用可能です。ブラケットやコードを固定するためのナイロンタイも余分に入っています。
ブラケットはハンドルにもステムにも設置可能です。後にDHバーを使用する可能性も考慮して、私はステムに設置しました。
コードはブレーキチューブに丁寧に巻き付けていけば、ハンドル操作に干渉せず、見た目も良いです。
走行速度は常時表示されます。正面にあるMODEボタンを押すことで表示が変わります。
晴天時でも視認性は非常に良いです。
積算距離は手動で入力することも可能なので、電池を交換した際や、別のサイクルコンピューターから乗り換えた場合も、今までの走行距離を引き継ぐことができます。
距離やスピードは正確と思われます。GPSウォッチとほぼ同じ距離を示しますし、突然速度が遅くなるようなこともありません。センサーはしっかりとマグネットに反応して、大きな誤差なく測定できているものと思われます。
サイクルコンピューターはGPSに対応するものや、ケイデンス(回転数)や心拍数を測定できるものなどありますが、まずは走行速度、平均速度、走行距離の分かるこの商品でも十分かと思います。
ペダル:SPD-SL PD-RS500(シマノ)
初期はフラットペダルで練習してきましたが、走行距離が120kmになったところで脚(特に大腿四頭筋)の疲労が強くなり限界を感じました。
ビンディングペダルを使用してペダルとシューズを一体化させれば、踏み足だけでなく引き足でもペダルを回転させることができ、使用する筋を分散させることが可能です。
それにより、ランニングに余力を残すことができます。
ビンディングペダルは、高い技術と信頼性のSHIMANOにしました。
SHIMANO純性のクリート(約2,000円)が1セット同梱されています。
シマノのビンディングペダルには「SPD」と「SPD-SL」の2種類があります。
一般的には以下のように言われています。
私はSPD-SLを選択しました。
純正でない偽物が出品されていることがあるようですが、正規品を証明するための仕組みがあるので安心して購入できます。
付属しているクリートはSHIMANO純正で、イエローです。黄→青→赤の順に、ペダルと接続したときの「遊び=左右にどれだけ動くか」が少なくなります。黄は左右に6度、青は2度、赤は0度となっています。
遊びが大きいと関節の負担を軽減したり、快適にペダリングしやすくなります。ですが、遊びが大きいとパワーロスが生まれる可能性が高まります。そして、クリートをペダルから外すために動かす量も大きくなります。私は黄色を使用していますが、外そうと思って足を回転させても一発で外れないということはよくあります。
反対に、遊びが小さいと、パワーロスは起きにくくなりますが、関節への負担が増加します。初めてサイクリングをする場合や、膝の痛みを経験したことのある場合は黄色から始めてはどうかと公式サイトにも書かれています。
シューズ:G&I Brothers
ビンディングペダルとセットで購入するのがビンディングシューズです。
高い技術と信頼性のSHIMANOにすれば間違いないかもしれませんが、数千円安くしたかったので他社の商品を探してみました。
選んだのがこちらのシューズです。
「カジュアル」「初心者」と書かれています。アイアンマンレースはカジュアルではありませんが、私はビンディングシューズ初心者ですので良しとしました。
普段の靴と同じサイズでジャストフィットでした。引き足でペダルを回転させることが可能です。初めてこのシューズを使用してロングライドをしたとき、120kmから150kmまで距離を延長しましたが、大腿四頭筋(太ももの前面)の疲労感が大幅に軽減していました。
両足で約480gです。他のビンディングシューズと比べても重くはないと思います。
私には満足できる商品です。
Amazonの商品紹介画像に、変な日本語が並んでいるので不安を煽られるかもしれません。ですが、初めてのビンディングシューズを選ぶ初心者にはアリな選択だと思います。
エンド金具:オーストリッチ(OSTRICH)
私はロードバイクを屋内保管しています。タイヤを外した状態でないと2階の部屋まで運べないので、毎回タイヤ外して保管しています。
タイヤを装着していない状態でフレームを倒すと、フォークが変形する可能性があります。また、輪行中もタイヤを外した状態で外部から力が加わると、フォークが変形する可能性があります。
それらを防ぐために装着するのがエンド金具です。
特筆することはありませんが、問題なく使用できています。
DHバー:PLaTT
ドロップハンドルのまま長距離を走行すると手首が痛むようになりました。そして、180kmを完走できる自信がまだまだ得られなかったので、DHバーを購入しました。
最後の種目のランに余力を残すために、空気抵抗の少ないエアロポジションをとることが重要です。
難点は、付属の滑り止めシートを張って締めても、バーがスルスル回転しやすいことです。
私はDAISOで両面粘着ゲルテープを購入し、それをバーとハンドルの間に挟みました。
きつく締めても完全には止まりませんが、許容範囲です。
バーの角度をレース中も簡単に変えられるとポジティブにとらえています。
また、付属のクッションは薄すぎて、支える前腕が痛いです。
分厚いクッションを購入して、カットしてクッションの下に仕込みました。
1000円以下の追加投資で極上のクッション性に変えられます。
8時間近いアイアンマンレースでも前腕は全く痛みませんでした。
サイクルウェア
アイアンマン本番まであと1ヶ月という時期でもランニングと変わらない格好でバイクの練習をしていましたが、ロングライドで180kmに到達できずに危機感を感じたため、少しでも空気抵抗を減らしたいとサイクルウェアを買いました。
サイクルジャージ:HVP-016(Morethan)
サイクルジャージは体にフィットしやすく風でバタつきにくいので空気抵抗を減らせます。
同じサイクルジャージという名前でも、ピッタリタイプでなく比較的ゆったりしたタイプもあるので、目的に応じて選ぶ必要があります。
できる限り安く、でも安心できるメーカーがよいと考えた結果、Morethanのサイクルジャージに行きつきました。Morethanは広島発のサイクルウェアブランドです。
私は身長166cm、胸囲90cmほどですが、Sサイズでちょうどよかったです。
後ろの裾に滑り止めがついており、前傾姿勢をとっても背中が見えたりはしません。
3つのバックポケットは深く大きく、入れたものが落ちる心配がありません。
しかも、入れたものが背中にフィットする感じで、全く心地悪さを感じません。
例えば、300mlのミニペットボトルを左右のポケットに1本ずつ入れて走行したことがありますが、重いとかジャマとか感じることはありませんでした。
アイアンマンレース本番では、軽量のウィンドブレーカーを真ん中のバックポケットに入れましたが、これも存在を忘れるレベルでした。
バイクに搭載するバッグ以外にも、たくさんの補給食を入れておくことが可能です。
難点は、汗が素早く乾くという感覚を得られなかったことです。汗で濡れると体に張り付いてきました。
これへの対策として、次に紹介するインナーを買いました。このインナーはとても優秀でした。
インナー:JW-520(おたふく手袋)
サイクルジャージが汗で濡れて体に張り付くのを解消するため、インナーを買いました。
控えめに言って、最高な一品でした。
3D構造で2層の布でできており、体とサイクルジャージの間に空間ができるため、サイクルジャージがほとんど汗で濡れません。
さらに、汗がすぐに乾燥します。
常にサラッサラです。
30度を超える真夏日の練習で、Morethanの半袖サイクルジャージと併用しましたが、重ね着しても服のせいで暑いと感じることは皆無でした。
ビブパンツ:GW-BTMega(GORIX)
ロングライドで辛いのは脚の筋や心肺だけではありません。
それよりも辛いのは股間の痛みです。
ロードバイクのサドルは固めで、長時間サドルに座り前傾姿勢を続けると陰部と肛門の間の部分、股間が痛みます。
お尻ではありません。股間です。
足が疲れるというよりも股間が痛くて力強く漕げなくなります。
これを解消しないことには180kmがものすごい苦痛になるので、股間のクッションが極厚のものを買いました。
全く痛くなくなるわけではありませんが、痛みはかなり軽減されました。
クッションが全くない状態の痛みを100とすると、30くらいに抑えられました。
また、両サイドについているポケットも利便性が高いです。
補給食のゴミを補給食を入れてあるバッグに戻すと、次に補給食を取り出すときにゴミを落下させてしまう可能性があります。
そのため、ゴミはいったんビブパンツの両サイドのポケットに入れたのですが、走行中にジャマと感じることはありませんでした。
ウィンドブレーカー:WVP-007
当日が雨という予報があったため、ウィンドブレーカーも購入しました。
幸いにもレース中に実際に使うことはありませんでした。
70g未満でとても軽量です。
生地をたたむとウィンドブレーカー自身のバックポケットの中に、ウィンドブレーカーを収納することができます。
非常に小さくなります。
それをサイクルジャージの中央のバックポケットに入れて180kmを走りました。
あまりにも軽すぎて、入れていることを忘れるくらいでした。
身長166cm、胸囲90cmの私はMサイズでぴったりでした。
手首が細いというレビューが多かった気がしますが、時計を装着したままでも袖は通せますし、圧迫感も気になりません。
記事が薄いので、乱暴に扱うと破れるのではないかという心配はあります。
撥水加工がされており、雨粒ははじく事が可能です。
ただし、シャワーを勢いよくあびせたところ、さすがに透水しました。
強い雨には対応できません。
また、撥水加工の技術そのものが粒子の小さい水には弱いため、霧吹きでかけた水もすぐに透水しました。
霧雨にも対応できない可能性があります。
ヘッドバンド:Kakoe Sports
バイク中はサングラスを装着していますが、額の汗がサングラスに入るとその処理に困ります。
そこで、ヘッドバンドがかなり便利です。
私が購入した商品は額に接する面の下端に黄色いシリコンがついており、汗を下に垂れさせず、顔の両サイドに流してくれます。
まだまだ暑い9月1日にこれを装着して練習しましたが、額からサングラス内に落ちてくる汗はゼロでした。サングラス内で発生した汗は多少ありましたが。
難点は、外したらシリコンのあった場所の額に跡が残っていることです。練習では、装着したまま家に帰れば問題なしです。レースでは、そのままランでも装着すれば問題なしです。
サングラス
バイクを始める前からランニング用に使用していたものです。
交換レンズ5枚とフレームが2本で、実質サングラスが2個手に入ります。
種類は偏光スモークレンズ、クリアレンズ、イエローレンズ、ブルーレンズ、レインボーミラーレンズです。
長時間の使用にはブルーレンズが適していると説明書に書いてあったので、ロングライド時はブルーレンズを使用しています。
グローブ(防寒)
ロードバイクに乗り始めたのが冬だったので防寒用のグローブを買いました。
気温8℃前後の日に手の冷たさを感じずに練習できました。
なお、防寒用以外のグローブは購入していません。DHバーを使用すると前腕で支える時間も長いので、それほど手や手首に負担がかかりません。
総費用
ロードバイク 85,300円
ヘルメット 3,680円
パンク応急修理 1,055円
タイヤレバー(タイヤを外す道具) 391円
交換用タイヤチューブ(2本セット) 2,267円
パンク修理パッチ 418円
携帯ポンプ(空気入れ) 2,977円
六角レンチ 1,160円
サドルバッグ 2,018円
トップチューブバッグ 300円
ボトルケージ① 1,670円
ボトルケージ② 1,804円
サイクルコンピューター 2,164円
ビンディングペダル 6,178円
ビンディングシューズ 5,680円
エンド金具(フロント) 1,112円
エンド金具(リア) 1,549円
DHバー 5,998円
DHバーのクッション 422円
サイクルジャージ 5,148円
インナーシャツ 1,303円
ビブパンツ 5,480円
ウィンドブレーカー 3,199円
ヘッドバンド 1,990円
サングラス 2,316円
防寒グローブ 1,330円
総計 146,909円
ロードバイク+6万円ほどで、全てのアイテムを準備できました。
このくらいの費用であれば、トライアスロンへの挑戦をためらっている方もなんとか捻出できるのではないでしょうか?
まとめ
私がアイアンマンレースを完走するために準備したバイク装備は15万円以内でそろいました。
これらの装備は一気にすべてそろえる必要はなく、必要だと思ったときに少しずつ買い足していけばいいと思います。
ちなみに、私は自分の価値観に準じて低コストでそれなりの品質のものを選んでいきましたが、高い装備が無駄だとは全く思っていません。
高価な物が高性能ということはもちろんありますし、値段に見合わなかったとしても買うことで所有欲が満たされて自分のテンションやモチベーションが上がるのであれば、ある意味それも高性能だと考えています。
私も、金銭的に余裕が生まれたり、完走でなくもっと上のレベルを目指したくなったり、身体能力でカバーできない状況が発生したりしたらきっと上位の装備や新装備に手を出すと思います。
パワーメーター、スマートペダル、Zwiftとかに憧れます。
この記事が、バイクがネックでトライアスロンへの挑戦をためらっている方の背中を押せれば幸いです!
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